「持続性世界を目指して:日本の起業家精神と企業革新の継続的な挑戦」カンファレンス開催報告

12月15日(水)に「持続性世界を目指して:日本の起業家精神と企業革新の継続的な挑戦」と題してオンラインカンファレンスを開催しました。企業の方、大学関係者を中心に130名ほどの参加がありました。
本学は理工系総合大学として、テクノロジーベースのベンチャー創出をひとつの使命と考えています。今回のカンファレンスは、新しいテクノロジーがもたらすイノベーションと社会や企業の持続性について議論することを目的として開催されました。

当日は、岡村総一郎学長事務取扱の開会挨拶から始まり、TEICの成り立ちや、科学技術をイノベーションに繋げることの重要性について説明がありました。

基調講演1では、MIT Sloan マイケル・クスマノ教授から「Future Platforms: Opportunities for Entrepreneurship & Corporate Innovation」と題して、新しいプラットフォームがビジネスチャンスを生み出すことで、新興企業と既存企業の競争力を向上させることや、スタートアップが技術や市場のギャップを埋め、世界が抱える問題の解決に貢献できることなどについて、英語でお話しいただきました。
なお、クスマノ教授から講演資料の掲載許可をいただきましたので、是非ご覧ください。→【講演資料】

基調講演2では、本学 経営学研究科技術経営専攻(MOT) ロバート・アラン・フェルドマン教授から「Technology + Business = Sustainability」と題して、持続性社会を実現するためには、技術の開発だけでなく普及に取り組み、アイデアを拡げる必要があるということについて、組織論や具体例なども交えてお話しいただきました。

招待講演では、東京サラヤ株式会社 社長補佐 更家富美子氏から「社会課題解決を目指すサステナブル経営」と題して、社会貢献活動からビジネスへの転換プロセスや、SDGs解決がイノベーション活用・創出の機会となることなどについて、お話しいただきました。

パネルディスカッションでは、モデレーターに株式会社日本経済新聞社 編集委員 滝順一⽒、パネリストには更家氏に加えてキャタピラージャパン合同会社 代表執行役員 塚本恵氏、Global Mobility Service株式会社 代表取締役社長 中島徳至氏をお迎えし、「起業家精神と企業革新の継続的な挑戦」をテーマに議論しました。まず、塚本氏と中島氏が自己紹介を兼ねてプレゼンテーションを行い、SDGsに繋がる貢献活動や事業モデルについて紹介いただきました。その後、経営陣と従業員のコミュニケーション形態や、ダイバーシティ・インクルージョン、時代の変化への対応と技術革新などについて、活発に議論がなされました。

最後に、吉本成香理事から閉会挨拶に際し、本学におけるベンチャー創出をより活発化、拡大していくための新たなエコシステム「TUSIDE」について説明があり、これをもってカンファレンスは閉会となりました。

参加者からは、「起業の精神や自身の心構えが改めて認識させられ、歴史についての考え方なども参考になった。」、「異なる風土の会社の実情や、目指すところなど生の声が聞けた。」、「現在の日本の閉塞した状況を打開するための示唆に富む内容だった。」などの感想をいただきました。

 参加者の皆様、ご協力いただきました皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 本カンファレンスは、東京理科大学主催、一般社団法人東京起業推進センター(TEIC)及び東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社共催、Skyward EDGE Consortium*後援のもと、文部科学省「次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)」の一環として実施されました。MIT- REAP Tokyo Teamや、ものこと双発協議会の協賛もいただいております。

*平成29年度より「文部科学省次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)」の採択を受けて、大学間協定を締結した連携の枠組み。(主幹校:早稲田大学、協働機関:山形大学、東京理科大学、滋賀医科大学、多摩美術大学)